2003年 10月 8日(水)

朝のティータイムも中々素敵ですよ。

朝と言いましても、かなり早朝ですよ私達花屋さんと生産者の
方達の場合、生産者の方で早い人は、AM6時には
荷物を運んでいる方や、
もっと早い方も。

 そして今は花市場もコンピューターで
伝票処理ですから入力が終わり、
ご自分のお花の代金を頂いて帰るまでの間、
後からの方もいますが、
そのモーニングティータイム頃に
私が市場で花探しとなるわけですね。

 そして私も大方の花選びと言っても今日はこれを競り落としたい
これを先取りしましょうといった具合に考えがまとまると
ご一緒にティータイムが始まるのです。

 本日はバラを主に作っていらっしゃる方が何故か、それは
昔に良く聞いた品種の名前だったのです。

 「メヌエット」と言う名前です。
今この名前のバラをご存知方は少ないはずです。
私が東京にいた頃は姉が良く競り落としてかえったものです。

 P.S.本日は少し早めに日記が書けたのでONE SHOTの
   ご説明を。この蘭は、那覇空港のラウンジのプランターの
   中で元気の咲いていたデンファレです。
   これからはブライダルシーズン、デンファレの活躍ですね。
   当教室も明日の学園のレッスンから少しづつ使われていきます。

 思わず《懐かしい名前ですね。今ほとんど見かけませんがね》と
声を掛けましたら、話がとんとん拍子に進んで楽しいひと時でした。

 まずは苦労話からですがね、このバラはとても人気が高かったのですが
ある時から市場にでなくなったのです。
というと、生産するのにとても手間が掛かったそうです。
いわゆる虫食い対策とその手間の割には利益が無い…

 ところが最後にこの方は、私にこんなメッセージを
送ってくれたのです。

 《あのさ、生産者を育てるのは花屋さんだね。僕らに
一所懸命育てた花の情報が伝わってこないんだよな。》

まったくそのとおりです。私はいつも思うのです。
 私達プロと呼ばれる人間を育ててくれるのは何はともあれ

      《お客様です。》

 この部分で共感を得て一杯100円のコーヒーが
とても高価なコーヒーに感じられたのです。
 
 人生の出会いの価値感は人によってそれぞれ違うと思うのですが
私にとって週何度かの、この時間はとても貴重なティータイムなのです。
ささやかな幸せ探しはいつどんな時にでも感じ取れるんですがね。