2003年 5月 1日(木)

「書道展」を尋ねて、その奥の深さに改めて感動しました。

 昨夜、ある生徒さんの夢を見たのです。おぼろげだったのですが
誰かははっきり認識出来ました。
 さて何故彼女の夢を見たのだろうかと、ふと布団の中で考え込んで
しまったのですが、思い当たる節がないのです。
そのままいつもの時間が流れているうちに、お天気もいいことだし
久し振りに美術館にでも出向いてみようかと、出かける支度を…
 その時ハット気がついたのです。

夢に出てきた彼女の「書道展」が開かれていたのです。
そうだったのだ、私に忘れずに出かけなさいねと言う合図だったのです。
不思議ですね、夢とは。早速足早に会場に入り、パンフレット手にしながら
一つづつ丁寧に拝見させていただく事にしました。

 そうすることが礼儀だと思ったからです。知人のだけを見て帰る方が
時々いますがそれでは、全体像がつかめないのです。しばらくして
やっと彼女の作品にたどり着きました。

 彼女らしい、優しさの中に人に対する思いやりが溢れ出るイメージが
とても素敵でした。それにしても沢山の作家の作品を目にすると、確かに
人それぞれの素晴らしい筆さばきとでもいいましょうか、私は自称
「悪筆」ですから、書の道で素晴らしい文字を書く方にいつも憧れます。
しかしある時この方が「先生、上手く書くことがいい事ではないのですよ。
相手に伝わる文字を求めていけばいいのですよ」と勇気付けられたものです。

 その彼女の作品を始め、つくづく思うに「芸の道は奥深く、極めるには
時間がかかるのだなあ」と初心に返った気持ちです。

 この度の戦争で何が1番哀しかったかといいますと、「博物館」が
荒らされたことです。文化、歴史、芸術は時間をかけてこそ初めて
人に感動を与える物なのでは…

 人の命と同等の重さを私は常に感じてます。これからも素敵な
書に出会えたら良いなと感じた、爽やかな午後でした。