2004年 10月 1日(金)

退役後の御奉仕、ってなんでしょうね。


 先日のティータイムからです。
退職されて今は、プライベートのお時間を楽しんで
いらっしゃる方がいるのですが、きっと毎日優雅に
お過ごしのことだろうとお尋ねしたら、とんでもないですよ
先生私は今でも現役ですと答えが返ってきたのです。

 思わず天下りですかと思いましたら、そうではなく
「読み聞かせ」のお仕事を頼まれて今、その講座に出向き
毎日頑張っていらっしゃるとの事でした。
 ご自分が思ってた以上に結構難しいですわと、相変わらず
元気の良いお言葉だったのですが、どうしてまた、そのような
お気持ちになったのかしらと尋ねてみたのです。

 その答えに私は大変感動したのです。
「先生、仕事はね退職しましたが、長い間お世話になった
職場です。恩返しもよいかなと思ってね。」

 恩返し、今では死後になりそうな危うい言葉です。
でも決して死語にしてはいけないのではないかな。
今の自分を育ててくれたのは親だけでもなく、周囲の友人だけでも
なく、社会だけでもないのですよ、職場の皆さんが育てて
くれたんですものとこの方は、私に伝えたかったそうです。
まさにそのとおりだなと思うのはわたしだけではないですねきっと。

 会社が社員を育て、職場が自分を育ててくれているという
自覚がある方はきっと、良い事があるはずです。
その思いが恩返しになるのでしょうきっと。
それがすぐにではなくてもいいのですね、きっと。この方のように
時間を置いてでも。

 親への恩返しとか、上司への恩返しとか、昔はよく耳にしたものですが
どうか「鶴の恩返し」を思い浮かべて見てもよいかもしれませんよ。
童話が姿を消し始めてます、童謡も悲しいですね。
 あまり現実ばかりを見ずに眼に見えないものを焦らず探すと
人生の行き詰まりに困ることがないのかもしれません。
説教くさい日記になりました。
私はこの生徒さんから今週は沢山学んだ気がします。
いつまでも周囲の人たちから学ぶ姿勢はなくさないように
こころがけたいな。