2004年 10月 8日(金)

実りの秋が又到来、でも悲しいかな。


 本日お届けする映像は夕方届いた柿ですが、ただの柿では
ありません。私も初めて知ったのですが、「たねじゅ」と
生産者の方は呼んでいるいるそうなのですが、なんとも
不思議な名前にまず驚きを。そしてお聞きしてみますと
こんな謂れがあるのです。

 柿づくりに精を出している方達の間で呼ばれている物で
柿で昆虫達が受粉してできるのではなく、この「たねじゅ」を
使って本格的に作るのだそうです。

 そしてその年の収穫が済むと、「たねじゅ」はひとびとの
お口にはいるそうです。
本日届けてくださった方は、生産者の方が《そろそろ、たねじゅ
採りにおいでよ》と声をかけてくれたとかで、わざわざ教室まで
届けてくださったのです。そして水切りに精を出している
スタッフのために、まな板と包丁を取り出して、お皿に
並べてくださいました、とっても甘くて美味しかったです。
 なんとありがたいことでしょう。昔を思い出してしまいました。
市場で仲良しの生産者の方が市場に来る途中に、もぎ取って
きてくれる柿の味にそっくりでした。

 当時は嬉しいやら、よそ様の柿を持ってきてまで申し訳
ないなと恥かしいやら、美味しいやらだったのですが、
今日謎が解けたような気がしました。
きっとこの方は、ご近所の「たねじゅ」を採ってきてくださったのでは
ないかと。

 ご近所の方が取り終えて残った柿は地面に落ちて、動物たちの
口に入るのでしょうね。自然は上手く周っているものだなと感心します。

この時期に旅をしてると、なぜか畑の真中に何本かの柿の枝に
名残惜しそうにぶら下がっている柿を見ることがあるのですが、
そんな時私はなんと風情のある光景でしょうと、思ってはいたのですが
今思えばこれは「たねじゅ」だったのではないかしら。

 それにしても、又台風がやってきます。自然現象には
文句はいいません、所詮適う相手ではありませんから、でも
お陰で今年の冬野菜は予想を上回る高値になると先ほどの
ニュースで…

 日本の自給自足率をご存知ですか、先進国といわれるなかでも
最下位の中にはいるそうです。
 ヨーロッパでは、既に自給自足率が100%に近づこうかと
いっているのに、どうしてなんでしょうね。
 余談のようですが、アメリカ人に比べて今の日本人は野菜の
摂取量がだいぶ下回っているそうです。
以前は逆だったのですが。

 私は農業後継者を応援したいで〜〜す。私のできることは、今のところ
ホームページを通して美味しい日本の作物を伝えることぐらいしか
できません悲しいかな。もっと「食育」とは、どこから始めるべきか
皆さんとご一緒に考えましょうね。外国から経済封鎖でもされた時には、
まず一番に食料が危ういのではないかなと思いますよ。