2004年 12月 2日(木)

枕花を又ひとつ…


 数ヶ月前にある青年の母への献身的な介護について
書き込んだことがあるのですが、御記憶にありますでしょうか。
 意識のない中でも、母の愛は深く、青年への成長を
しっかりと見届けていたと親子愛について。

 昨晩帰らぬ人になったことを今朝連絡いただきました。
私は今この青年が迎えに来るのを待っているのです。
棺に移されたお母さまに「枕花」を届けるために。

 宗派によって様々な呼び方があると思うのですが、
ここでは、御仏になられたとお呼びしたいと思います。

 迎えに来るのが少々遅いので気になって先ほど
電話を入れてみたところ、彼はお母さまの真っ白な
髪を染めて、化粧を施していたそうです。
 母への最後の身だしなみを自分で整えてあげていたと
いうことです。

 私はこみ上げてくるものを抑えることができませんでした。
人は生まれし時から、仏になるまで必死になって時空と
戦い様々な経験と思いをしているのです。

 そして仏になっても、愛する子どもや、子孫のために
あの世で見届けてくれるのですね。
三途の川はこの世とあの世との、決別をしっかり互いが
受け止めなければならないことへの印ですが、
その後の法要、年斉などは、すべてが魂となった、又神さまに
なられた祖先の恩に感謝をする、そして生前に施してくれた
愛への感謝ではないかしらと、つくづく感じました。

 なぜならば、この親子の決別が私にそう伝えてくれたのです。
臥せっていた間に青年は何十倍もの成長を遂げています、
そしてそれを見届けるようにお母さまがあの世へ向かって
いかれたように思うからです。

 どうか本日はこの親子に合掌をお願いしたいと思います。