| 2004年 2月 10日(火) |
棘(とげ)を抜くと言う表現をごぞんじですか?
この言葉を聞いた時に思わずはっとしてしまったのは、なぜでしょう。
それは妙に心に染み入ってしまったからですよ。
私たちは毎日たくさんのバラを剪定したり、刺を切り落とすのは日課の
ようなものなんです。
バラだけではなくその他にも目に見えない小さなとげがあったりして
毎日悪戦苦闘するのは、花やさんにはつきものですね。時には
葉にも小さな棘が。
教室の生徒さんの手に棘が刺さってはたいへんですから、非常に神経を
使います。時にスタッフと一緒に誰が1番早いか競争したりしてますが
この棘が刺さって抜けないと困り者なんですよ。
というのは私の日常をお伝えしたのですが、本日の「棘を抜く」と言う
表現は目に見えない棘のことなんです。
なんだと思いますか?
「心の棘」又は「言葉の棘」なんですね。
久しぶりに心にずっしときました。
棘のある言葉で人は時として他者の心に傷を作ることもありますね。
私の仕事は花のアレンジだけではなく、言葉で伝える仕事が半分なんです。
常に棘の無い表現でどんな風に生徒さんに伝えるべきか意識はしていても
時として忘れてしまい、反省したり奢る自分を責めたりもするのですが。
作品の棘を抜くと言うかたちでこの表現を持ちいてみたら、今日のレッスンには
そんな場面がありました。ここは少し真剣にアドバイスをしなくてはならないという
場面になるんです。
棘というからには作品がぎこちないわけでは必ずしもそう言う表現ではないのです。
もう1歩前進して欲しい時に使いたいのです。
棘にも色々ありますが、心の棘、目に見えない棘取りを上手くできる
そんな大人になりたいです。自分の棘も含めてね。