| 2004年 7月 9日(金) |
あなたに…寺山修司少女詩集から。
書物の中に海がある
心はいつも航海をゆるされる
書物の中に草原がある
心はいつも旅情をたしかめる
書物の中に町がある
心はいつも出会いを待っている
人生はしばしば
書物の外ですばらしいひびを
たてて
くずれるだろう
だがもう一度
やり直すために
書物の中の家路を帰る
書物は家なき子の家
寺山修司さんはこんな風に自分の心の居場所を捜し求めていたのでは
ないかしらと感じさせてくれるのですが、いかがでしょうか。
私の中の寺山修司さんのイメージにぴったしくるものがあったので
本日は抜粋させていただきました。
書物の中には人々の様々なイメージを探求する、そんな魅力があるもです。
私の場合、脳腫瘍を患っていたときに貪るように読んでいた書物とは
医学書、それも脳に関するものばかり、脳の解剖図から、脳にまつわる
エピソード、患者さんの体験記録、医師の解説書etc。
そして手術を終えて読みあさった書籍は、どう活きていくべきか
人生の戦略本に近い昔の偉人のそれも武士道の本…
そして今はもっと長いスタンスの人生の道ータオ。
《書物のは家なき子の家》さすがだなとうなずいている私を想像してください。
ある青年に、《書物の中から答えを求めようとするのには、限界がありますよ》と
答えたのはそんな思いがあったからかしら。
心の家なき子にならないようにしっかりと、目の前の家路を見つける努力を
しましょうね。
さ迷う心は自分でしか目的地に辿り着けないそんな印象を受けました、
皆さんはいかがかしら。