2003年 12月 12日(金)

危険な発言

今日は何にも起こらず平和な一日だったので
昔好きだった作家について書こうと思う。

その作家の名は
○トリシア・コーン○ェルという。

ファンの方は今日は読まずに帰られた方が
無難だと思われ・・ごにょごにょ。

この作家を知ったのは本屋へ
新刊チェックに行き平積みしてあるのを
発見してからだ。

MWA賞新人賞受賞と帯に書いてある。

この賞はアメリカではかなり権威のある
賞で、受賞すれば世界中で翻訳されるので
一躍、売れっ子作家になるという特典
付きなのだ。

洋物推理作家新人発掘に血眼の私は
すぐに食いついた。

読んでみると今までの推理小説とは
一風変わっている。

主人公は検視官で、捜査の過程で
科学捜査がわらわらと出てくるのだ。

鳥の羽の分析法や、ルミノール反応に
ついての記述、骨髄移植後のDNA鑑定などに
ついてが書かれていてなかなか面白い。

本を読んでいて知らない事が書いてある
のは無上の喜びだ。

悲しいかなプロットや文章は
普通というか下手なのだが、充分
愉しめたので、シリーズ化された後も
ずっと読み続けてきた。

訳された物を読んでいるので作家が
下手なのか訳者が下手なのか
解らぬままだが・・・。

そうこうする内にこのシリーズが
物凄い売れ行きを示しだす。

お勉強系のミステリー
(専門知識が披露される本)が
人気とはいえ驚くほどだ。

この頃からこのシリーズが
おかしな方向へ傾きだす。

何となく恋愛小説っぽくなってきたのだ。
(死体農場くらいまでは
面白いので、お試しあれ)

科学捜査が読みたい私にはかなり不満だ。

いちゃいちゃせずに捜査場面を出せよっっ
と言いたい所だがここまで読んできて
途中で読むのを止める事も出来ず
新刊を追い続ける。

世界中でかなり売れたそうなのだが
この検視官シリーズが出なくなった頃
他のシリーズが始まった。

主人公はハマーという女性警察署長だ。

これが酷かった。十年に一冊出会えるか
否かというほどの駄作だったのだ。

K版元の売り文句にも文句を言いたい。

版元の腰巻には「本格警察小説」と
書いてある。

だが、内容はどうだ?!。コメディーだ。

文中に蟹やマス(魚)が出てきて
人間のように長々と話すのだ!!!。
それも何ページもだ!。

これが警察小説???。

絵本かよっっっ!!!

主人公はハマーの筈なのに出てくるのは
平の署員ばかり・・・。

たいして魅力的なわけでもない脇役陣。

相変わらずのヘタクソで絵本に変身・・・。

儲かっているとはいえ、おふざけが過ぎる。

この文庫は上下巻で千四百円近くもするのだ。

金返せよっっ!。絵本に千四百円も
出す人間がミステリファンにいると思う
のか!版元よ!。

最初から絵本だと解っていれば
こんなに怒りはしない。
警察小説だと思って購入したのに
内容は全く違う物だったからだ。

いかに商売といえど帯の文句は誇大広告だ。
ジャロに電話しようかと思うほど憤慨した。

本を読んでいてこんなにむかついた事は
初めての体験だ。字さえ載っていれば
喜ぶ私がこんなに怒るのは珍しいのだ。

この作家、最近はお料理の本や
切り裂きジャックの検証本などを書いている。
検証本も読んでみたが
ごにょごにょな内容だった・・・。

いくら調査費に七億かけようが
駄作は駄作だ・・・。

見ていて”殿、ご乱心あそばされたのかっ!”
と叫ぶ赤穂浪士の心境。

チャレンジャーの私は、マイナー作家でも
すぐ食いつくので駄作に当たる事は多いが
これ程まで酷いのは珍しかった・・・。

今年は四冊もの酷い本に当たった・・・。
(作家は別です)金返せよっ!!!

ちなみに三年ぶりで検視官シリーズの
最新刊が十二月末に上梓されるそうだ。
(黒蠅という題で上下巻。文句ばっかりじゃ
申し訳ないので宣伝しておこう)

この作家毎年、クリスマス近辺で新刊を
出すのだが、まさか第二のクリスティーを
狙っているのではないだろうな?。

初心に戻り絵本ではないことを願う。


今日は貧乏人の叫びでした。
ファンの方が読まれない事を祈る・・・。






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