2003年 12月 13日(土)

新しいお友達

今日、昼過ぎに”食いすぎたぁ〜”っと
寝そべっていたら、母にお使いを頼まれた。

「よそん家に持っていくお茶ば(を)買って
きちゃってん。店に電話しとくけん、すぐ分かるけん」
と言う。

くそーーーっ。食事前に言えよっと思ったが
口には出さない。一、言えば十、返ってくるのだ。

すごすごと家を出て歩くが今日は凄く寒い。

震えながら店まで10分歩くが、ん???。
お茶屋さんが無い。シャッターが下りているぞ。

クソババーめっ(母の事)と思っていると
店の裏口から魔法使いのようなおばーちゃんが
出てきて
「すぐ、開けますけん、ちょっとまって」
と言うので、シャッターが開くのを待つ。

「猫木(斑の仮名)さんでしょ。
お母さんから電話ありましたよ」

と言いながらシャッターを開ける
魔法使い おばーちゃん。

だが、動作が遅い。止む無く手を出し
シャッターを開けるのに手を貸す。

お休みなのにすみませんと言うと
「違うと。小売をやめたとよ。配達と、昔から
お付き合いのある方だけ相手に細々と商売
しよりますと」と言う。

すると店の奥から丸々と太った赤虎猫が出てきた。

パトロールに出てきたのだろうか?。

デカイ。推定体重は七キロはあるだろう。
普通の猫が三、四キロ台だから倍近い。

ハッキリ言って美人とは言い難いお顔立ち。
どこに置いて来たのか首が無い。
頭の下はすぐ肩だ。笑える。

二人、向かい合いお互いに姿を眺めていると
おばーちゃんが名前を教えてくれた。

「太郎さんって言いますとよ。
もう10歳超えとります。(商品を)包みます
けん、ちょっと待ってつかーさいね」
と奥に引っ込むおばーちゃん。

触りたくてうずうずしていた私は
”もう我慢ならんぞっ”と猫の頭に手を伸ばす。

相手の腰が引けているのは分ったが
猫に飢えている私は無視して頭を触る。

何たって猫歴17年を越える私だ。
老人猫の介護歴まであるのだ。
気持いいツボは熟知している。

ちょっと触っただけで相手の様子が
変わったのが分る。怯えた様子が無くなり
”あんた、なかなかやるじゃん”と
言って貰えているようだ。

”そこそこ!こっちも!今度はこっち”と
顔を左右に振るあつかましい太郎さん。

ふと見ると耳の中が真っ黒だ。年寄りは
猫の耳掃除なんか知らないんだろうな。

横にあるボックスティッシュを一枚取り
耳掃除を始める。なかなか大人しい太郎さんだ。

綿棒が欲しい。爪切りも・・・。
爪まで伸びている。

嫌がるどころか気持ち良さそうな太郎さん。
身悶えしている。可愛い。
これだけ耳垢が溜まっていれば、痒いだろう。
届く範囲だけ綺麗にしたところで耳掃除を止める。

変人と思われてはならぬ。

一心不乱に猫の頭や首筋を掻き続けていると
商品は出てこずにお茶が出てきた。

二杯ある・・・。まさか話し相手にする
つもりでは、あるまいな・・・。

会話に飢えている様子のおばーちゃんは
椅子に座り込み、猫の自己紹介を始める。

まぁ、いいや。猫を触らせて貰っているのだし
時間は腐るほどあると覚悟を決める。

この猫は近所のアパートの人が引越しする時に
置き去りにしたそうだ。
飼おうと思って飼い始めた訳ではなく
太郎さんが勝手にココと決めて居ついたと言う。

「賢いね、太郎さん、こんなに太って幸せそうだ」
と言うと気を良くしたおばーちゃんは
黒棒(お菓子)まで出してくれた。

甘い物は苦手だが、有難く頂く。
そしてお茶など滅多に飲まぬのだが、さすがに
お茶屋さんの淹れたお茶だ。美味しい。

この間、私の黄金の左手は猫を掻き続けている。

ついに彼が私に匂いを付けだした。体を擦りつけ
ている。凄くしあわせ・・・。

喜びのゴロゴロも出始めている。こっちまで
ゴロゴロ言いそうだ。

三十分は座り込んでいただろうか?。
やっと商品が出てきた。猫とおばーちゃんに
お礼を言い店を後にする。

家に帰り着き、太郎さんの事を話すと滅多に
店には出てこないと母は言う。

「賢い太郎さんは私が猫のエキスパートだと
分かったんだ」と言うと馬鹿かと言われる。

まぁ、いいや。思う存分触ってきたのだから。




そして、作家・都筑道夫氏が亡くなられた。
ファンの方は悲しんでいるだろうなぁ。

ご冥福をお祈りいたします。

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・・・そして、おでんの話・・・

やっぱり三日間、出てきたのだよ・・・。
昨日など、流石の父も目を白黒していた。

誰も文句は言わぬが(母が怖くて)
三日も晩御飯に同じ物を出すなんて酷すぎる。

私がおでんを嫌っている事は家族中が
知っているのにだ。

その上、残りの汁で里芋を煮るという。

絶対にくわんぞっ!。

毎日、拝見している日記の記述に”鍋”や
”寿司”と書いてある。

昨日は、今からでも飛んで行きたい
気分になった・・・。

鴨鍋食べたいよ〜〜〜〜っ。







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