| 2003年 12月 25日(木) |
M賞の功罪?
風邪をひいたようだ。
私はアレルギー鼻炎と
蓄膿持ちなので、風邪の初期症状に
気が付かぬことが多い。
洟垂れはいつもの事なので気が付いた
時には悪化しているのだ。
まぁ、どうせ気が付いても喘息の為
市販の風邪薬は飲めぬので
結果は一緒なのだが。
(あ!子供さんに風邪薬を飲ませたら
いつも風邪が悪化するとか、異様に
風邪薬を嫌がるお子さんをお持ちの方!
気をつけて下さいね。喘息は
市販の風邪薬で発作を起こす事が
有るのです)
・・・で、本の話・・・
講○社メフィ○ト賞なるものを
皆さんご存知だろうか?。
(これ以降、M賞と書く)
最近、非常に元気のある賞で殆どが
ノヴェルズ本なのだがよく売れている。
私がこの賞を受賞した作家を
はじめて読んだのは、数年前に
普段本を読まない人から
薦められたからだった。
普段読まない人が
「これ、面白いよ!M賞を
とった凄いミステリよ」と言う。
それまでM賞など聞いた事も
無かったし、普段読まない人が
薦める事に驚き、すぐ喰いついた。
読んで愕然とした。酷い・・・。
作品の出来不出来を
問う以前の問題だった。
文章が酷いのだ(名前は挙げぬが)。
何だこれは?!とM賞って
一体なんだろうと調べてみて
驚いた。
何と新人作家発掘のために設けられた
賞で、メフィ○トなる
エンターテインメント雑誌に
投稿し、採用され掲載された
事を”賞”と呼ぶというのだ。
ミステリの雑誌だと勘違いしていた。
版元曰く”ノンジャンルの
エンターテインメント雑誌だそうだ。
選考委員は雑誌の編集者等の
社内の人間で構成され、会議上で
一人でも熱烈に押す社員がいれば
掲載されるという・・・。
それを賞と呼んで販売する版元の
商魂逞しさに驚いた。
ただ単に”掲載されましたで賞”
だったなんて・・・。
権威に弱い読者の弱点を突いた
巧みな戦略だ。
数冊のM賞受賞作を読んで
凡打ばかりでたまに場外ホームラン
だなと思っていたがその理由が
解った。
この雑誌が売れ出してから
ミステリーの範疇を超えた作品が
日の目を見るようになった事は
評価したいと思う。
時代はボーダーレスだから
色んな内容の本が出るのは
当たり前だろう。
だが、SFやオカルトに
”本格ミステリ”と書いて
売る事だけは我慢がならぬ。
お気に入り作家S氏の本を読んでいて
壁に投げつけたくなった事がある。
帯には本格探偵小説と書いてあったのに
内容はサイコキック物で
推理とは程遠い終り方だったのだ。
見せ場は超能力者同士の戦い・・・。
これのドコが推理小説じゃっっ!!。
そういえば、乱歩賞を取ってデビューした
うれっこ作家H氏も最近、ノンジャンル化
の道をまっしぐらだ。
偶々書いたファンタジーっぽいのが
売れたからか幽霊などの心霊現象物(?)を
多く書かれる様になってしまった。
話は元に戻るが
タマにしか本を読まぬ人が
「凄いやろ。この作家M賞とったとよ」
などと、まんまと版元の戦略に
乗せられているのを見ていて辛いし
説明して夢を砕くのも申し訳ない。
(勿論、黙って聞いているが)
本を選ぶ時は帯や版元の言葉を
指標にするのだが、内容と違う言葉が多く
読後にしか騙された事も分かぬ。
色んなジャンルの本が出て売れるのは
喜ばしい事だが、ミステリファンに
とっては選び難い世の中になってきた。
で、今日読了の本は
パトリシア・ハイスミス著
殺人者の烙印。
晩御飯はまだ不明・・・。
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晩御飯判明・・・。
野菜炒め・・・・。
クリスマスに関係ないやんけ。
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