| 2004年 2月 15日(日) |
受賞作に毒を吐く
私は活字好きなので本なら
何でも読むのだが、恥ずかしい事に
純文学だけは読んだ量が少ない。
学生の頃に、かっこつけて読み漁った
事もあったが麻疹に感染するような
もので、すぐに完治し現在では
エンタメ小説ばかりを読んでいる。
が、話題作だけは気になって
読む時もある。
先日、芥川賞と直木賞の発表があった。
十九歳と二十歳のお二方が
芥川賞を受賞され
天下のQ州スポーツ新聞で
取り上げられるほど話題になった。
悲願の直木賞を受賞した京極氏は
全く表に出てこない。
普通、直木賞作家が騒がれるのに
芥川賞作家ばかりが持てはやされ
その、受賞作の内容が気になっていた。
今週の売り上げTOP10が
発表されたが、お二方は
物凄い勢いだ。
1.蹴りたい背中
.....綿○りさ
2.13歳のハローワーク
.....村上龍
3.バカの壁
.....養老孟司
4.蛇にピアス
.....金○ひ○み
5.たったひとつのたからもの
.....加藤浩美
6.世界の中心で、愛をさけぶ
.....片山恭一
7.半落ち
.....横山秀夫
8.零崎双識の人間試験
.....西尾維新
9.川島隆太教授の脳を鍛える
大人の音読ドリル/計算ドリル
10.号泣する準備はできていた
.....江國香織
受賞作品が全文掲載されている月刊
「文芸春秋」3月特別号も13日
初版80万部に加えて
20万部増刷することを決めた。
雑誌が100万部も売れると言うのだ。
凄いぞ!。
で、読んでみたのだ。
金○ひ○み氏の『蛇にピ○ス』を・・・。
何ともコメントし難い作品だった。
村上龍氏の作品が現代の若者を主人公に
焼き直された感じだ。
一生懸命褒めるとすれば”今風”で
”涼しい”文体と内容。
ただ淡々と物語りは進み
構成に凝った所や心に残る言葉は
一箇所も無い。
心に残る言葉どころか、漢字数や
比喩がとても少なかった。
作家本人の語彙が少ないのだろう。
舌先に切れ目を作りピアスをするとか
(スプリット・タンと呼ぶらしい)
体に刺青を入れるとか
刺青の代金はHで払うとか
年寄りにはショッキングな内容が
材になっているが、ただそれだけだ。
最初から最後まで平坦で
盛り上がりも無く、本当にこれが
史上最年少受賞作かと首を捻る。
荒削りと言えば聞こえは良いが
後に大ブレークしそうな気配さえ
感じられず、ただ拙いという印象。
大事な物が抜けているというか
芥川賞が今まで重んじてきたであろう
ボーダーに達していない気がする。
この作品は満場一致で受賞した
そうなのだが、現代の純文学は
私には理解さえ
出来ないのだろうか?。
これが、流行の作風で大勢の人は
これを読んで感動されるのだろうか?。
芥川賞サイドにしてみれば
今年の選考は興行的に見て
大成功なのだろうが、プロレス団体では
無いのだから売れれば良いというものでも
ないだろうに。
もう一作の『蹴○たい背○』は
未読なので何時か読んでみたいが
これも面白くなかったらと思うと
恐いな・・・。
やっぱり、純文学は体に合わぬ
のかもしれないな・・・。
純文学にお詳しいもな○殿と
小○殿の感想を聞いてみたい。
無理は良くないのでしょうか?。
今日の晩御飯。
マーボー豆腐&ふろふき大根&サラダ。
変な組み合わせ・・・。
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