| 2003/11/29 (Sat) |
鬱病
原因は一つしかないのに…。
Sさんに今日お会いできなかったら忘れようと自分に言い聞かせていた。その癖、性懲りもなくメールを送り、期待しないつもりが返信を無意識に待つ事が続いた。
途中で頂いた返信。お忙しいのだろうとひと目で察することの出来る文面に、ほんの少しだけ自分を取り戻した瞬間があった。ロッカーにわざとしまっていたスカーフを持ち直し、胸を張って仕事をしようと決めた。。
『黎紗、今日送迎要りません。』
閉店後、当てもないのに珈琲館へ一人転がり込んでメールを送り、泣きそうになりながら時間を潰した。
本当に泣きたくなって席を立ち、タクシーを拾うため通りに出てコンビニに寄った。
電話が鳴ったとき、着信の名前をみて…その名前をいつまでも見つめて居たいと思った。
『声を聞かせていただけるのが、なんだか久しぶりな気がします。』そう言った私に、思いのほか気さくな話し方をなさっていたSさんが笑った。
たったこれだけのことが、自分を立て直す力になる。
忘れることが出来たら、きっと楽だったと思うけど…また暫くは苦しい日々が続くのだと、そう思った。