2003/11/5 (Wed)

残像



 午前中、Sさんにメールを送った。返信はない。

 以前なら当たり前の事が死ぬほど辛い。
 どのお客様に付いていてもSさんの残像を見る。一緒に座った席、歩いていらした姿、笑った顔。

 会いたくて、仕方なかった。

 結局来店されることはなかったし、それも当たり前の事。なのに不覚にも泣きそうになって、癒羽ちゃんに怒られた。
 実際、来店されるのも少し怖い。冷静に接客する自信が今はない。

 でも会いたい。


 涙の訳はきっと、また失くしたくないものを、忘れたくない時間を作ってしまったから。
 時間はどうしようもなく流れていき、それが時に苦しいことだと、知っているが故の涙。