2003/12/20 (Sat)

ヘルプ


 土曜日の癖にえらく暇だった店内。

 待機には女の子が溢れている始末。。そんな中、系列店舗へのヘルプの要請があって、興味本位で出かけることにした。
 私を含めて計5人。その店舗はうちよりも格式が高く、名のあるクラブの為、少し緊張していた。

 午前12時の車内。Sさんにメールを送る。そうした所、お電話を下さった。
 『えっとね、話がし難いなら返事だけでいいから…。』スタッフも一緒に乗っている車と判っているからそういう気遣いを示される。
 『ちょっとね賑やかで広くて、でもあんまり変わらないから…。それよりもほら、自分の体調と相談してね、あまり無理はしないように。』
 早口にそう仰言る。その声のトーンで相手が心配して電話を下さったのだということが判る。私はお礼を言い、仕事が終わったら、遅くなるけどメールをしてもいいですか?と尋ねると『それは勿論いいよ。』そう言って下さった。

 確かに広くて酷い喧騒だった店内。うちとは客層が違うと常々聞いていただけあって、初発付いたお席では姿勢を正して座っていた所、髪を引っ張って後ろへ寄りかからされた。
 でも基本的には何一つ変わらない。ただ、格の差と言うのは値段の差。VIPルームにも行く機会を頂いたけれど14,5人の団体様で一本締めをする様子は、知りもしないバブル期を思い起こさせた。

 私はSさんが心配して連絡を下さった事実だけが嬉しくて、ピンクのスカーフを膝に胸を張って仕事をした。
 どの場所に居ても、いつも姿勢を正していられる様に。あの人に恥じないように…。

 帰宅したのは午前4時。Sさんが電話を下さった。
 「帰りました。」そう申し上げる私に『お疲れ様。』そう仰言って、私の体調の心配をして下さった。

 
 安心した。離れてしまうような気がしていたから…こうして一つ一つの時間を相手に繋ぎ合わせて、少しでも傍に居たかった。