2003/4/3 (Thu)

お葬式

 2日の未明に彼氏の父親が亡くなった。
 
 私は2、3度しか面識がなくて、花火大会の日にお会いしたのが最初だった。
 彼氏の家族は勿論のこと他の親戚の方まで集まっていた席で、結構緊張していたのだけど物腰が優しくて寡黙な印象の人だった。
 我が家には私が14歳くらいの時から父親がいなかったし、私には兄弟もいないから「普通の家庭」である彼氏の家を本当に大切にして欲しいなって思っていた。
 帰り際、ずっと無口だった彼氏のお父さんに「また来なさい」そう言ってもらったのが本当に嬉しかった事をずっと覚えている。私はその日一度会っただけで彼氏のお父さんのことを大好きになった。
 花火大会で混雑していた道、息子の車を見送りにでて、入れてくれた車に夫婦で頭を下げる様子になんだか深い愛情を感じたことをずっと忘れない。

 病気になられてから、私は結局何も出来なかった。今考えても、出来ることがあったのかはわからないのだけど…多分、何も出来なかったから悲しかった。…だけど何もしなかったから葬儀の席で泣くのはずるいと思った。
 何度も泣きそうになったのだけどなんだか堪えた。…彼氏が喪主を務めた告別式は無事に終わった。


 私はお焼香の時「ありがとうございました」とちゃんと言えた。勿論心の中でだけど。





 今も不思議な感覚が止まない。