2003/9/20 (Sat)

ゴーヤチャンプルーと海葡萄


 おいしかったね、沖縄料理。

 午後6時に待ち合わせてNのお勧めのお店へ連れて行って貰った。

 Nは一度フリーで付いただけのお客さんで指名客でもなんでもない人。Nに付いた日、私はやる気ゼロで、物凄く普通に話をしていたし接客とは言いがたい勢いがあった。
 それが逆によかったのか、Nも沢山話をしてくれて、この仕事をする中で久しぶりに自分のことを「人間」として見、そして話してくれる相手に会えた気がした。
 当たり前のことだけど、ホステス=女 だから人間としての会話を通り越して男と女になりたがるお客さんは多い。見た目と内面の両方に惹かれあってこその恋愛だと思うけど…極端な話、そんなものを通り越して、ホステス=女性器 として見られているのかもしれないと時折感じる。
 私はどちらかというとHEARTで考える生き物だから、人として会話の出来ない人間に感じる魅力も、そんな相手から得られる物もないと思う。
 即ち、そんな相手と遊びに行く訳もない。

 「約束は嫌いなんよ」初めて会った日、Nはそう言っていた。それを聞いて、私は同じ匂いを感じたし、この人となら約束を交わしてもいいと思った。

 彼の故郷は沖縄で、連れて行かれたお店も沖縄料理のお店だった。ゴーヤチャンプルーと海葡萄、ソーメンチャンプルーと泡盛…そしてオリオンビール。初めて食べる物ばかりだったけど想像していたよりもずっとおいしかった。


 海葡萄の食感と、オリオンビールの匂い。現実離れなんてしていなかったけど、不思議な時間が流れている気がした。
 
 「今度はラーメンな。」


 次の約束。。それを交わしてしまった事が唯一、自分がホステスであった瞬間だと思う。