2004/4/12 (Mon)




 私の毎日は繰り返しだから気付かずに居たけど、世間は春だった。


 高校生達が制服をいつの間にか卒業して、控えめに茶色に染めた髪を堂々と披露してくれた。
 新しい車の鍵と、大人びた服装。自分達にもこんな春があったんだなって…妙に懐かしくて、急に切なかった。

 幾度となく繰り返した期待と裏切りの季節。


 こんなにも何気なく時間を流して、懐かしい匂いに遅れてやっと気付く。


 この春は、失くしたものの方が多い気がした。