出逢う人、失くす人。
黎紗が辞めると言うのでお客さんが来てくれた。 珍しい顔ぶれ…親しげな挨拶。本当に半年振り位にお会いする人も居たのに、ずっと会っていたような親しさで傍に居られた。 もうこの場所でお会いすることはないと握手をして頂いて、深く頭を下げるいつもの扉の前。 沢山の出会い。幾つかのさよなら。 一番大きなさよならは、Sさんに告げたもの。 数え切れるだけの特別。 失くさない物がこの中に、一つでもあればいいと思う。