2004/6/21 (Mon)

クビ


 始発で帰るといっていたIさんが夕方バイト終わりに電話をくれた。


 『話があるから、できるだけ早よおいで。』



 Iさんの話というのは、仕事場の人と電話で喧嘩になって辞めてしまった…ということだった。

 『本当にごめんなさい。』


 そういうIさんに

 「なんで謝るの?」

 そういう私。



 帰れなかったんだなぁ…そう思った。

 泣いて泣いて仕方なかった私を置いて、Iさんは大好きな大阪に戻ることが出来なかったんだと感じた。
 条件も悪くない仕事だったんだろうけど…それでも戻らせてあげられなかった。


 「帰らせてあげなくてごめん。」

 そう言った私に


 『それでも、本当は帰らなあかんかったんよ。ごめんな?』とIさんが言った、台風が過ぎ去った夜のこと。




 Iさんの言っている事の意味も解る。



 だけど私は心底、ほっとしたんだった。