| 2004/7/29 (Thu) |
安堵
今日は休憩中、癒羽が電話をくれた。
『元気ー?黎紗全然連絡くれないんだもん。』って。彼女は相変わらずの憎めなさで、スナックのバイトと昼の仕事を両立してる。キャバと違って色恋が無い分本当に楽…らしい。
『もう昼辞めようかなぁと思って。』とか言ってるから『ぉぃぉぃw』って笑った。
また呑もうよ。そんな会話。年輪だけはお互い重ね続けていくけど…このままで居ることが出来たら本当にいいのにって思った。
閉店後の作業をしていた時、本社への入金のことで解らない事があって近隣店舗へ電話した。
店長がヘルプに行っているから。
電話に出た社員は『お忙しいところすみません。○○店の――です。』そう言った私に『おぉー!』そう言った。
『元気かぁ?』
相変わらず軽薄な…だけど親しげな言い方で前任の店長はそう私に言う。そして一瞬本当に優しい声をして
『どうしたんや?』
そう言った。
閉店後の時間に、私が電話をかけるということ。それが何か問題が起きたことであると察してくれた声。
その『どうしたんや?』の言い方に、本当に久しぶりに安心を覚えた。
昔と違って今は大概の事を自分でクリア出来る様になった。
他のバイトの子に指示を出す位置付けとしての自分にプライドがある分、誰よりも気を張って居たんだと…その時に気付いた。
その一言の安心感だけで、言葉に詰まるほど泣きたくなってしまったから。
懐かしい感覚だった。
『誰かが助けてくれる』という感覚。
もうずいぶんと忘れていた、頼れる人が居るということの安堵感。
泣きそうなことを悟られないように、私は前任の店長に入金について教えてもらい作業を続ける。
『明日頼むで?』明日はうちへヘルプで来る前任の店長に『気をつけて来て下さいね。』そう言って電話を切った。
無事すべての作業を終えたのは22時を少し回ってから。
Fくんに送って貰って帰宅した。
『じゃあ明日頑張って。』連続で出勤と知ってるFくんの声。『気をつけて帰ってな?今日は本当助かった。』そう言った私に『お疲れ』と言った時のFくんの表情。
そして私はまた少し頑張れるような…そんな気がしたんだった。