| 2003年 11月 25日(火) |
戦い済んで・・・
ほう、っと私はため息をついた。今さっき、風呂から上がったばかりの私の髪は、濡れて美しく輝いているし、たっぷりと温まった
おかげで上気した頬なんか、薔薇色に輝いている。
そんな姿を鏡に写して見ていれば、あの大騒ぎの学園祭を思い出してしまう。
一日目は、それでも何事もなく過ぎた、と思う。カノンと瑞樹の脱走はあったが、そのくらいは目を瞑ってやれる範疇だ。
何たってカノンも瑞樹も沢山稼いでくれたのだから・・・。
騒ぎは、二日目だった。約束通り、祥太郎先生のお姉さまが本当にいらして下さって・・・馬鹿丁寧にメイクをしてくれた・・・
のは、ありがたかった・・・のだろうか・・・?
私は、本当にビスクドールのような仕上がりだったし、瑞樹も咲良も双子の天使のようで可愛くて、祥太郎先生も凄く素敵に出来上がった。
問題は・・・オスカル軍団だった。奴らは背が高い上に、意外と立派な体躯をしているものだから、そこにメイクを施された日には
まさに「男・宝塚」状態。祥太郎先生のお姉さんも悪乗り?してか付けまつ毛はびしばし使うわ、シャドーは使うわ・・・。出来上がりが
美しかったのはカノンくらいのものだろうか。あの、どんな姿でもどんなメイクでも完全に自分のものにしてしまうプロ根性は見上げた
ものだ。
いや、今思い出してもどうにも耐えられないオスカル軍団が・・・何でか、女性客に大人気だったのが不思議だ。一日目の噂を聞いて?
か二日目の朝から押すな押すなの盛況ぶりはありがたかったが・・・本音を言えば疲れた。愛想笑いなど、縁のない私が、だからと言って
一人笑わずにいるのも可笑しな事だ、と思い必死で笑っていたら翌日は顔が筋肉痛になってしまった。
しかし、世の女性は本当に分からない。オスカル様と写真を撮りたい!と一人が言い出したらさぁ、大変。あっち、こっちから
「だったら私は○円出すわよ!!!」なんて叫び声がして、あっという間に「オスカル様と撮影会」になってしまった。結局、一人500円
での撮影となり、夕方、学園祭が終了するまでその混乱は続いた。お陰で、沢山稼いでもらったが。
瑞樹は後夜祭そっちのけで、着替えもせずに電卓を叩いて喜んでいた。それを黙ってみていたカノンは・・・少し悲しそうだったが、私の
知った事ではない。
そして、後夜祭のメインイベント。「美少女コンテスト」が行われたのだが、詳細は後日にしよう。
振替を入れて今日までやすみだったが、また明日から学校もあることだし。私は、本当に眠たいのだ。
・・・・・けれど、これだけは教えておこう。慎吾が貰った賞は「お笑いクイーン」の称号だった。まぁ、あの姿で美少女はない、と
私も思うぞ?慎吾。