| 2003年 11月 7日(金) |
・・・・・浮かれすぎ・・・?
今朝から生徒会室は何やら騒がしい。と言うのも、雪紀が又もや爆弾発言をしたのだ・・・。
朝から役員全員と顧問の祥太郎先生に緊急招集命令が出された。
ので、私もかなり早くから生徒会室に顔を出すはめになってしまった。
私は朝早いのは平気なのだが、お子ちゃまな咲良と瑞樹、そして祥太郎先生は未だに目をこすりこすり。
今にも眠ってしまいそうな感じで、余りの可愛らしさに思わず笑ってしまう。
・・・しかし。一つ不思議な事があるのだが・・・役員と祥太郎先生がここに居るのはわかるのだが・・・。
どうしてカノンまでもが当然といった顔をしてここにいるのだろうか?そして、私以外の誰もがそれを不思議に思っていないのは・・・?
「さて、全員揃ったことだし。本題に入ろうか」
ぐるり、と皆の顔を見回して雪紀がそう言った。
「学園祭のゴスロリについてだが・・・。せっかくこんなに綺麗処が揃っているんだし、この際だから既製服ではなくてオーダーで
仕立てを頼もうと思っているのだが。しかし、いくら採寸とはいえ咲良を・・・いや、大切な役員の体を他人に触らせるのはどうかと
思い・・・こんな朝早くから集まって貰った訳だ」
「採寸って〜、綺麗処って何〜?一体、誰がそのゴスロリとかいうの、着るの〜?」
半分眠りながら祥太郎先生が発言すると、雪紀はへろっ、と答える。
「そんなの・・・・・・生徒会で綺麗処といえば、天音、咲良、瑞樹、祥太郎先生に決まっているじゃないですか」
その言葉に半分眠っていた咲良や瑞樹の目は見開かれ、呆然と雪紀を見ている。
祥太郎先生に至っては、一瞬にして目が覚めただろう。あんぐりと口を開けて固まっている始末だ。・・・まさか教師である自分が
そんな服を着なければいけない事実を信じたくないのだろう・・・。
・・・・・なるほど。よくよく見れば、雪紀、直哉、慎吾、そしてカノンの顔がにやけている。
まるで「公然お触り大会」のような提案に、彼等の目が輝いている。
つまり。採寸と称してそれぞれの恋人を、心ゆくまで触り倒そうという事らしい。それとも何か・・・?
なかなか祥太郎先生を思うように落とせない直哉のために、雪紀が一肌脱いだのか?
今週に入ってから、雪紀の機嫌はかなりいいからな。
それにしても、こんな朝早くから集めてまでやる必要のあることなのだろうか・・・・・・・・・。
私が慎吾を睨みつけると、慎吾はにへら〜、と締りのない笑顔を向けてくる。・・・駄目だ、完璧に雪紀に抱き込まれている。
・・・・・・・・頭痛がしてきた。
これが、私以外の役員の頭の中を覗いてやりたくなる一日の始まりだった。