| 2003年 12月 1日(月) |
調教開始!!
期末テストまで、わずか10日あまり・・・・
なんとかして、脳みそ筋肉の慎吾を調教しなければならない。
はっきりいって猛獣の調教より、困難を極めるかもしれないが、私は困難なものほど、やる気がわく性分だ。
今日から毎日、生徒会室で特訓するしかない。
今日の放課後、早速逃げ出そうとした慎吾を捕獲して、生徒会室に連行した。
もちろん、体の大きい慎吾を、私が引っ張って行く事はできないから、親衛隊の皆さんに手伝ってもらった。
私の親衛隊は、ここぞとばかりに、普段私を一人占めしている慎吾に、仕返しが出来て楽しそうだった。
「天音〜〜〜赤点さえ免れれば、ええやん・・・・」
「いいえ。それは駄目です。いい点数を取ってこその御褒美でしょう?」
椅子に座って、背中を丸めしゅ〜〜〜〜んとしている慎吾は、まるで「大型犬」のようで可愛い。
しかし、ここで仏心を出してはいけない!
私は気を引き締めると、持っていたテキストで、机を叩いた。
「そんな情けないことを言うような男に、用はありません!!」
私が冷たく言い放つと、何故か遠くで傍観していた咲良と瑞樹が「ひぇ〜〜〜〜」と声を上げている。
「わかったよ・・・・頑張ります・・・・・」
慎吾は私にペコリと頭を下げた。
『ああ・・・慎吾・・・可愛い』
目を潤ませて、私の顔色を覗う慎吾は、本当に可愛い。
それでも私は表面上は冷酷を装い、心の中では慎吾の可愛さにうっとりしながら、慎吾の調教(?)に取り掛かった。