| 2004年 6月 12日(土) |
お仕置き決定?!
昨日は散々な一日でした。
生徒会室は、ざりがにに乗っ取られてしまいました。いえ、こんな事を言えば「情けない」と言われるかも知れませんが、私は断固としてあの生き物が生徒会室に生息していることが許せないのです。
あの、不細工なまでに大きな鋏。エビではないのに、何ゆえかエビに似た姿。腹を見れば何本も生えた足。
基本的に私は「節足動物」が苦手です。クモでも、ゲジゲジでも、その他の昆虫も。
この年になってまで、こんな嫌な気分を味わうとは思っていませんでした。
あの後、廊下でうろうろしていた私達を救ったのは・・・何と隼人だったのです。
今まで色々な問題を起こしてくれた隼人でしたが、昨日ばかりは見直したものです。
1年生の各、クラスに渡してあったアンケートを隼人と白雪君が持ってきてくれたのですが、私達が廊下で青い顔ををしていたのに気が付いたのです。
「あれ?天音さん。こんな所でなにしてるの?」
咲良や慎吾達には嫌な態度を取る隼人も、私にはそんな姿は見せないのです。
「・・・・・今、生徒会室に入らないほうがいいですよ・・・・・」
せっかく、書類を持ってきてくれたのに、私はそう言うのが精一杯でした。
「あ〜、昨日兄ちゃんに聞いた、アレ?」
どうやら、ざりがにの一件は隼人の耳に入っていたようです。
私と咲良、瑞樹は無言で頷きました。白雪君は意味が分からない、といった様子で私達を見ています。
「俺が、見てきてやるよ。あ、白雪はここで待ってて」
そう言うと、隼人はさっさと生徒会室の中に入って行きました。
「駄目じゃん、あんな飼い方してたら。共食いするにきまってんじゃん・・・。ったく、誰だよ。あ、天音さん。死んじゃった奴は取りあえず始末しておいたし、水替えといたから」
そう言うと、私の手に書類を渡して白雪君を連れて行ってしまいました。
「・・・・・・なんか、ねぇ」
「格好いいかも〜」
私の背後から、咲良や瑞樹のうっとりとした声が聞こえてきました。確かに・・・・・いつもは憎たらしい隼人が、格好良く見えてしまいました。
結局、ざりがに達は取ってきた所に返す事で話が付きました。
あの後やってきた雪紀に、咲良が泣き付いたのが効を奏したようです。
「ざりがにが居る以上、生徒会室なんか来ない〜」と泣きながら咲良が訴えれば、雪紀なんかいちころです。
まぁ、その辺りは私達の作戦勝ちでしょうが。それにしても頭に来るのは慎吾のお馬鹿です。
祥太郎先生も、思った以上に子供でしたし。
「返してらっしゃい」「嫌だ」、というやり取りが延々続いたのですから。
最後には「死んだら可哀想でしょう?先生は大人なのにそんな事も気が付かないのですか?」と、半分脅しのように祥太郎先生に詰め寄ってようやく決着が付きました。
けれども、慎吾はひたすらぶつぶつ文句を言っていましたね・・・・・。
そんな理由で、昨日の夜から慎吾は私の家や周囲に「出入り禁止」なのです。私が「嫌」と言ったときに、対処していてくれればこんな事にはならなったのですが。
けれども、出入り禁止にした位では私の怒りは解けません。今日、明日を使って、どんなお仕置きをしてあげるか・・・ゆっくりと考えさせて貰いましょう。