2003年 8月 30日(土)

自分観察日記2日目

気が付くと14時を回っていた。

携帯を見れば新着メール1件。最近迷惑メールに悩まされる(個人的に気に入っているアドレスゆえに変えたくない)

何だかな、ダル…と思いながら起床。

飯を食おうかと思ったが、探すのも面倒だったし作るのもアレだったので、ヨーグルトと牛乳だけで済ませる。

その後は寝床でひたすら携帯をいじっているだけ。

麻雀の符計算を覚えた。

覚えなきゃいけないことはもっと別な事なんじゃないのかという疑念は、この際捨てた。

運命を決定してから一夜明けたが、大きな心境の変化はないらしい。

コイツは反省しているのか?


予備校でテキストを貰っていないことを思い出し、18時過ぎに外出。

生徒証がないとダメらしく、諦める事にした。

そのまま20分かけて海へ。

色々考え事をしようと思ったのに、野球がやっていた。

花火を打ち上げるとかで、規制がされていて困った。

やっとこさ海についたのに、花火やら何やらで騒ぐ人たちばかり。

自分達が騒いでおいてなんだが、他でやって欲しいと傲慢な思い。

黙って考えるけれど、何も浮かばず、ただただ花火の軌跡を眺めるばかり。


楽しそうでいいな

花火、キレイだな

みんな、笑顔だな

俺だけ何か違うな


そんな事ばかり考えていた。

風が寒くて、寒冷性蕁麻疹が酷くなった。

仕方がないから帰ろうと思い海をもう一度見ると、昨日とは打って変わって波がなかった。

まるで穏やかで、少し期待はずれだった。


帰る時にプリンスを通ったが、見上げる事はなかった。

まだ、現実から目を背けたがってる弱い俺がいる。

消えるまで、俺はこの観察日記をつけるつもりだ。


花火で騒いでいるやつが羨ましかった。

なのに帰る途中に思い返すと、それだけじゃなかった。

少しだけ、何かが変わった気がする。

少しだけ、前に進んだような気がする。

少しだけ、穏やかになれた気がする。

少しだけ、笑えるようになった気がする。



帰って飯を食っていると、電話だ。

明日の予定が埋まった。

自転車でいこうかどうか悩んでいるが、きっと明日次第だろう。

今日、二つ指輪をしてみた。

まだまだ似合う指ではないと、はめてすぐに思った。

はめるには、まだまだキレイすぎるし、不恰好だ。

今日、久々にサウダージやサボテンを歌った。

「そういう気分だったのか?」「さぁ?」

正直不明だ。




今日、こんな会話を耳にした。

「僕は、もう泣かないって…決めたから……」

「泣いて、いいのですよ…?」

「………」

「泣いていいから、人は泣けるのですよ……?」


まるで直接話し掛けられてるかのような錯覚に陥った。

別に悲劇のヒーローぶってるんじゃない。

別にカッコつけてシナリオっぽく生きてるんじゃない。

でも、彼と僕は、どことなく似ている気がする。


泣いていいから泣ける、だから人。

じゃあ、泣いちゃいけなくて泣かないのは、人じゃないの?

そんな大昔の話はどうでもいいけれど、泣いていいんだきっと。

ただ今は、泣く場所がない。

泣くには、まだ早い。

もう少し、瞳の裏に涙を溜めておこう。



二日目・終




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