| 2005年 3月 15日(火) |
ああ、単独旅行
こんばんは、現在日付は3月16日、午前2時38分です。
俺は一体どこにいるのかというと。
京 都 で す
ええ、驚いた方もいらっしゃるでしょう、ええ。
まあ、まあ、今日の成り行きを見てやってください。
本日の成り行き。
注意事項。
今日の日記はかなりコアな内容です。
特に前半がそうなので、分からない人は本当に分かりません。
ただ、分かる人にはもうどうしようもないくらい感情移入してください。
あ、一応分かるようには書くんで、分からない方もまあまあ読んで「ふーん」とか思ってください(笑)
では、どうぞ。
三月十五日、この日俺は大阪に行くことになっていた。
知り合って4年目の友達(ネットの女の子w)がこの度高校を卒業し、そのお祝いという形で。
前々から会う話はあったのだが、なかなか機会がなく…しかし今回のチャンスを利用して会うことになった。
彼女(その友達)は大阪とは少し違う。
神戸の三宮に住んでいる。
三宮、それは俺が三年前のこの時期に訪れた場所でもあった。
思い出したくもない過去であるが、今回はそういう目的ではない。そんなことはもちろん分かっていた。
当日の朝9時過ぎ、家を出て京葉線快速に乗り東京駅を目指す。
到着後、まずは新幹線の切符を買わなければならない。
ここで本来ならもっと安い高速バスや夜行バスを使おうというのがベターなわけだが、完全予約制&調べたのが当日の夜更けだったため断念。
10時半、新大阪行きの新幹線のぞみに乗り込む。
乗車券と特急代占めて13200円也。
あまり睡眠していないため、メールもそこそこに眠る。
名古屋で起き、京都で起き、新大阪に着いたのは13時過ぎ。とても早い。
友達に連絡を取ったところ、ゆっくり来て構わないらしい。
とりあえず俺は三ノ宮へ向かった。
と、新大阪のお土産売り場で、はたと立ち止まった。
3年前にも、同じ場所で、何か、買い物とか、何か、してた気がする、誰かと。
全ての疑問に対する答えは知っていた、だが見ないようにして電車に乗り込んだ。
…思い出してしまった。
…何もかもを。
幸い快速電車に乗ることができ、さらに席も確保した。
電車は走り出し、会話と線路をまたぐ音、アナウンスが車内を支配する。
…すると。
そう、この地域独特の喋り方、イントネーション、つまり方言というものが聞こえてくる。
老若男女、様々な乗客が乗っていたが、俺は一つのある人種の声だけに神経を研ぎ澄ませていた。
それは、「若い女性の声」だ。
3年前の全てを、否応なしに呼び覚ませるその声色に、俺は少々平常心を保てなくなっていた。
まず、声の主を探し出す、そいつの顔を確認する、違うと分かる、でも気分は悪いまま。
もう顔も声も覚えてないが、それが余計に俺の気を引かせるスパイスとなった。
露骨にいやな気分になる俺。当然当事者はそれに気づいているわけがない。
当事者が「本人」でないことを知っても、いやな気分が晴れることはなかった。
もはや、そのものに気分を害するような体質になってしまっていた。
そしてそれは俺が最も嫌いな単語の中の一つである「偏見」という形になって表れた。
カップルの喋り声が、女子高生のやり取りが、安田美沙子のトークが全くもって腹立たしいと感じられるのは
「関西弁を話す女がもう最低」という、とても悲しい思考回路を持っているからだ。
気分は更に悪くなる。
よく考えてみれば、ここはもう大阪なのだ。
今までの人たちは過剰な「他人の空似」であったが、ひょっとしたらひょっとするのだ。
そう思うだけで、俺のJRの旅は憂鬱なものとなっていった。
そしてそれだけではない。
ふと右の車窓から景色を眺めていると、俺の気分を最高に最低にさせてくれる単語が飛び込んできた。
その単語は「梅田」。
3年前、最後に行った場所だ。まだ、何も知らないままの、幸せボケした自惚れの俺が行った。
更に状況は悪化する。
快速電車は、ごく当たり前に梅田に停車したのだ。
人の出入りの気配がする。
女性の声が聞こえてくる。
ああ嫌だ、聞いていたくない…。
新大阪からたった5分で、俺はもう「帰りたい」という気持ちでいっぱいになった。
やはり電車は気にせず発車し、終点を目指す。
女性の声が聞こえるたび、俺は吐きそうになっていた。
必死で耐えるように、貪るように携帯の画面をにらみつけた。
少しして女性客が減り、ようやく落ち着く。
そんな頃に電車は三ノ宮に到着した。
3年前、三ノ宮のホテルに泊まっていた俺。
まだゆっくりしていていいみたいだったので、すき家で豚丼を食べる。
と、軽くカルチャーショック。
味が、薄い。
なるほど、これが関西風の味付けなのかとビックリさせられる。
関東の俺からして見れば、ただのゴマが降りかかった豚肉飯だ。
まあ、慣れてくると食えるので食う。
その後、3年前に泊まったホテルに立ち寄った。
東急ハンズを過ぎて右、あった。
変わってなかった。
嬉しいような、寂しいような気分で後にする。
そして一体どんな懐かしみかは知らないが、一路ハーバーランドを目指した。
もちろん、徒歩で。
センター街、南京町、元町…なんだか懐かしい気分で少し歩いていた。
なぜかは分からないけど、少し大また歩きだった。
歩いていて、俺は自分に愕然とした。
通った道が、3年前と通った道と同じルートだったのだ。
意識していたわけではない、何となくここを左かなと思って曲がって、気づかされたのだ。
「この情景は見たことがある」と。
頭ではなく、体で覚えてしまっている自分に涙が出そうになった。
少なくとも、心の中では泣いていた。
とうとう、全く同じルートでハーバーランドまで来てしまった。
バカバカしい、と思っている自分とは別に、何か確固たる決意を持っている自分もいた。
歩こう、あの場所まで歩こう。
ポートタワーを通り、水上バス乗り場を過ぎ、客船を左に見ながら遊園地を右手に通り過ぎる。
見えた。
…見えた。
思ったより、遠かった。
『来たくなかった?』
「来るともう二度と来る必要がなくなるから?」
〔そうすれば、またここへ来る理由ができるから?〕
違う、そうじゃない。振り払って進む。
突き当りを左に曲がり、奥から二つ目のベンチに座る。
「どこだっけな?」
何となく座ったベンチから見えた風景は、3年前と何も変わっていなかった。
自分が
「はん・・・、・・・情けない」
と思って、少しため息が出た。
本当に何も変わらなかった。
人の人形が作業している対岸、いつまで座ってても冷たいベンチ、波音さえ立てない防波堤。
とうとう一人でここへ来てしまった。
「何にも・・・変わってはいないのかな」
誰にともなく。
この景色から見た、聞いた、感じたことを色々思い出した。
やっぱり、情けなかった。
思い出せたことが、悲しくて辛かった。
今でも、まだ影が俺の背中にいるような、何ともいえない不安感。
…。
……。
………。
そういえば、携帯のシール、はがしてなかったなぁ。
サブディスプレイについている、まあるい形をしたシールをペリペリっとはがす。
行かなきゃ。
彼女が待ってる。
行かなくちゃ。
はがしたシールを、ベンチの裏に貼り立ち上がる。
(これを取りに来よう)
そう思って歩き出す。
すると、呼んでいる。
振り返る、誰も何もいない。
前を向き歩き出そうとすると、また呼んでいる。
……………。
ああちくしょう!
踵を返しベンチに向かう。
「違う、違うよ。」
ベンチの裏に貼ったはずのシールがもう落ちている。
きっとこいつは、もう拾えないかもな。
拾って立ち上がる。
「もう来ないよ。」
さよなら。
背を向けて2歩、呼んでいる。
足を止め、少し迷ってから振り向く。
呼んでいる。
「ごめんね、次に来るときがもしあるとするならば、二人。俺の心に決めた人と二人で、ね。」
寂しそうな目をしている。
「ばいばい、じゃあね。さよなら」
それからの俺は、一度も振り返らなかった、決して振り返りはしなかった。
クシャクシャに握り締めたシールをポケットに突っ込む。
これは持ち帰ろう。
片道45分もかかったのに、帰りは30分もしなかった。
ゆっくり歩いたはずなのに。
途中、3回ジャケットの裾を引っ張られた。
…気がしただけだった。
でも、確かに引っ張られたんだ。
後ろを振り返っても誰もいないし、気のせいだって思うけど、あの感覚は…。
決して、過去は跡形もなく消えていくものだとは思わないよ。
でも、あれ、へんだな?
初日と二日目と三日目、やったことがちゃんと整理できない。
断片的には覚えているんだけど、つながらない。
パズルの輪郭はもう全部組み上がってるのに、完成しない感じ。
上手につながらない…。
ねえ?
ねえ?
こういうことが、「時間が解決してくれる、癒してくれる」っていうことなのかなぁ?
でも帰り道で一つ、確かに実感していることがあるんだ。
今まで持っていた、ゴツゴツして痛かった岩みたいなのが
すごい勢いで削られて、ツルツルしたボールになっていく感じ。
スッキリした。
多分、もうこれで泣くことはないんじゃないかってくらい。
もしも泣いたら、叱ってね。
彼女と合流し、カラオケへ。
二人で3時間歌った。
歌手を目指しているという彼女、オーディションにも参加しているらしい。
ただ、履歴書を書くのが面倒だという彼女。
彼女の歌を聞き、俺も歌って3時間が経った。
料金は、俺が持った。
じゃあねと手を振った彼女。
俺はその後「頑張れ。やれるかどうかじゃなくてやるかやらないかだ」とメールを送った。
敢えて、何もいわないことにした。
初対面だったからというのもある。
傷つきそうだったからというのもある。
でも、一番思っていたのは
自分で分かることが大切なんだ、って。
正直、今のままの彼女では、三流の歌手にもなれないと思う。
歌が下手とかそんなんじゃなく。
頑張ってほしい、歌手になりたいのなら。
そのためのカラオケ代なんて、安いものだ(実際安かったし)。
頑張れ、アニキは精一杯見えないところから、エールを送りたいと思います。
その後、高校の部活のときの先輩にメールをする。
携帯を変えたときに、先輩が京都に住んでいることを知ったからだ。
歌手の彼女は俺と飯も食わずに(お好み焼き教えてもらうつもりだったのにw)そそくさと帰っていった。
ま、気にしていない。また会えるなら会うだろうし、会わないならもう二度と会わないだろう。
「今夜暇になりましたわ(笑)」
じゃあおいでよということで、京都まで。
電車を乗り継いで、揺られて揺られて1時間強。
やってきました、京都!
実は京都初めてな俺。
すげー、本当に道路がアレだ…(笑)
その後先輩と合流、および豪遊。
土間土間という居酒屋の京都第一店舗に行き、食べて飲んで。
お酌までされてしまい、照れたw
ちなみに先輩は女性だが、そういう対象ではもはやない。
いい人だ、ただただ懐かしさがこみ上げてくる。
何となく、3年間の汚れみたいなのが浄化されていく感じ(2個上の先輩なのよ)。
実に3年ぶり、本当にどうでもいい話から本当に暴露チックな話まで色々した。
奢られてしまった。
京都の見所や、観光のコツを少し教わった。
二人でJJクラブに行くことになった。
15分100円でこの設備って結構すごいんじゃない?
しかも稲毛にもあるし、今度行こっかな(笑)
そこで先輩とビリヤードをし(1勝2敗)、カラオケに行き先輩は帰っていった。
素敵な人だった、やっぱりいい人だ。
先輩、きっとまた会えますからそんな寂しそうな目でエレベーターに乗らないでくださいよ、キャラ違いますよ(笑)
敬語を使うなといわれた。
でも正直、記憶の中のほとんどで敬語を使っていた相手に
「じゃーハタチになったからもー敬語はなしね」
とか言われても(笑)
はいって言って笑われた(笑)
「変わってない」そうだ、肝心の部分は。
すごい嬉しかった。
あれから目まぐるしいほど色々あったのに、それでも「何か肝心な部分は変わってないよね」って言ってもらった。
「こういう空気懐かしいね、すごい楽しい」
先輩、俺押しかけちゃったけど、ただ飯だったけど、楽しかったです(笑)
あ、勘違いされると嫌だから先輩を表現するけど
豪傑 です(笑)
ぎゃー!殺される(笑)
でっでもそんな先輩好きですよっv(笑)
そんなわけでJJクラブに残った俺はインターネットブースみたいなところでこれを書いてます。
現在午前4時1分です。
あ、そうそう明日は京都を観光してみます。
金閣寺銀閣寺、清水寺にでも行こうかと。
ついでに美味いものでも食って帰るかなぁ。
おっと!一つ言い忘れてた。
何で豪傑かって、すごいんだ。
んーと、土間土間での一件なんだけど。
携帯の電池が切れて、電池パック変えようとしたら使えなかったの、はまらなかった。
同じカシオのなのに、ダメだった。
そこで豪傑…もとい先輩登場。
どうやら突起の形が違うらしい。
「ごうけつせんぱいは てんいんにはさみをかりた!」
「ごうけつせんぱいは はさみをたくみにふりまわし でんちパックにおどりかかった!」
「でんちパックをたおした!」
てな具合で突起を全部切り取ってくれました(笑)
いや、ぶっちゃけ見た目も豪傑なんだけどフォローね、フォローw
ん?どうした??
暗くない?暗くない??
さ、もう寝ますわ(笑)
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