平成15年 10月 28日(火)

盛者必衰の理(ことわり)をあらわす

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ
                 平家物語前文より

今日から野球が無いのでネタに苦しみそうですが、今日は古文の勉強から(笑)

平家物語というのは、平氏の栄光、没落を書いた物語で、琵琶法師が語り伝えたと
言われています。で、今日のネタにしたいのは、2行目の『盛者必衰の理をあらはす』
や『ただ春の夜の夢のごとし』に表れている部分です。

古文の意味はだいたい『勢いの盛んな者は必ず衰えるのであって、平氏の栄光は春の
夢のように、はかないものであったなぁ』という感じです。ここで特筆すべきは、
上記の内容は、平氏に限らず、他のいろいろなものにも当てはまるという事です。

歴史的な事から言うと、例えば摂関家。平安時代の藤原氏は『この世をば〜』という
有名な歌を詠んだりしましたが、没落しました。また世界的にも、古代インカ帝国の
マチュピチュ遺跡や、インダス川流域の遺跡(名前忘れた)にも見て取れます。

そしてTが言いたいのは、これが鉄道にも深く関係しているという事です。鉄道は
明治に入り、文明開化と呼ばれる風潮の中西洋から技術が入り、最初に新橋と横浜の
間が開通しました。そして鉄道は明治、大正、昭和と走りつづけ、太平洋戦争に敗れた
昭和20年8月15日正午の絶対に聞かなければならない玉音放送をも無視して走り
つづけ(故宮脇俊三さんはそう言ってました)、戦後の復興から立ち直った昭和30年
代には陸上交通の王者になったのです。

しかし、『栄えたものは必ず滅ぶ』のです。高速道路が整備され、飛行機が庶民に
手軽なものとなると、人々は自動車や飛行機に流れ、貨物輸送もトラックが大半を
占めるようになりました。そしてついに、都市からは路面電車が追放され、地方では
鉄道の役目は半ば終わったも同然と次々とローカル線が廃止されていきました。
また、現在でも鉄道各社は苦しい経営が続いています。もはや鉄道は衰退への道しか
ないのでしょうか?

Tはそうは思いません。鉄道が利用されない原因はいくつかあるかと思いますが、
例えばある程度人口のある地域では、パークアンドライド(駅に隣接する駐車場)
の未整備があるかと思います。全駅完備するぐらいの意気込みで、各自治体など
とも協力して整備するべきです。自動車と鉄道の共存を図りましょう。また、
パークアンドライドでは乗車券持参なら無料にし、鉄道を使用していない利用者
との棲み分けをするべきです。(ただ、改札を出る時に切符を出す必要があるが)
これはほんの1例ですが、まだまだ方法はあるはずです。鉄道各社さん、頑張って
下さい!