メールでリクエストがありまして。いつぞや書いたPSPとDSの比較が面白かったのでまたなんかゲームの話をしろと。
なので今日はゲームの話をします。
ちょうどビールをあけてほろ酔い気分なのでキーボードもさくさく叩けます。
故に物凄い長文になると思いますが、まあ文章がまとまらないのはおれのクセなんで気にしないでくれ。
でもゲームを全くやらない人にこそ聞いて欲しい話だったりします。
なんでかっつーと、コレは「遊び」っていう概念についての話なので、テレビゲームを別の遊びに置き換えてもきっと同じことだと思うのです。たとえば音楽であったり、映像であったり、スポーツであったとしても。
で。今回のお話はゲームを取り巻く世代。
昨今売り場で俺がよく感じるのは「世代」という感覚。
俺はまあ、今25才なワケだけれども。
俺が3歳の時にファミリーコンピューターってのが世の中に発売されたワケだ。
で、KOWAというハナタレ小僧は叔父さんの買ったファミコンがとってもステキなものに見えて、よく家に行ってはアホみたいにスターラスターとか、頭脳戦艦ガルをプレイしてて、本当に楽しいと思っていたんです。うーん。どうなんだそのラインナップ。
スターラスターなんて今やれば間違いなくクソゲーなんだけれども、Aボタンをおしてバキュンバキュン!ってビームをうって、なんか風船みたいな敵を倒す!ってだけで打ち震えるほど俺には面白かったんだ。
当時ってソフトも少ないし、世間一般ではゲームって言うものの面白さそのものが右往左往している黎明期だったんですけどね。今思えば。
もちろんそれ以前からのインベーダー世代とかもいるわけだけれども、それってやっぱり今から見てもマニア層なんよね。
世間一般としてテレビゲームの走りはやっぱりファミコン。
そんな前提をした上でゲームの話を進めていこうかと思います。
まず子供。ほんっとに子供の頃は、それこそルールとかがどーでもいいと思う。
操作性とかそういうことじゃなくって、ボタンを押して画面の中のキャラクターが飛び跳ねたりすることそのものに一喜一憂できるわけ。これは今でも同じで、従兄弟の子たちがうちに遊びに来ると延々とナルトとカカシが○ボタンでぶん殴りあうだけで二人が楽しんでるナルティメットヒーローの対戦が見られたりして非常に楽しい。
次に小学生。
ここのあたりから「ルール」ってものを覚える楽しさが不可されてくる。
これはたとえば学校であそぶドッジボールだったり、サッカーだったり、そういったルールのある遊びを積み重ねることで、決められた条件下の中でいかにして遊ぶか!みたいな部分が付加されていくんだと思うのね。
なんでドッジボールなんだ。ってのは俺が小学生のときアホみたいにやっていたのは「くにおくんのドッジボール」だったから。
で、小学校3年生くらいから中学生あたりで「キャラクター性」とか「グラフィックの美麗さ」とかに気が付くわけよ。
ここいらで「ドット絵」とか「フラグ」といった概念を言葉は知らずともなんとなくわかり始める時期。
ちなみに当時の俺は「スターウォーズ」とか「グーニーズ」とかのファミコンの映画的演出(グーニーズはエンディングだけか)にめっぽうやられたモンです。スターウォーズのラス面は最高に熱かった!!
話がそれました。
さて、それからが分かれ道だよね。
感性ってものが人それぞれになってくると、ゲームの楽しさそのものに付いて行く側と、それからはなれる側。あとはキャラクター性のみを追求するヲタクに大体分類できると思う。
これっていうのはきっと20年前と変わっていない分かれ道の一つで、だからこそ大人たちは今も昔もゲームという娯楽を「そんなものやって!」と批判したがる。と、おもわれがち。
おもわれがち。って書いたのは、ここが劇的にいま違うんだなってひしひしと売り場にいて感じるのよ。
まずは女性客。
ゲーマーの女の子なんてほんっとに少ないです。今でも。
でも、うちの売り場には毎日のように「DSLiteありますか?」って聞いてくる女性客が絶対に数人はいるし、その数は同じ質問をする男性客とトントンくらいなんです。これってすっごいことだってわかるかなぁ。
この日記を見た女性の方に考えてみて欲しい。やっぱりゲームをやるのって男の子だよね。それって今も昔も認識としては変わらないと思う。それを変えていったパワーって凄いと思うんだ。
もちろん!昔っからのゲームファンの女性も沢山います!KOWAはそれをまったく否定しないし、本当にステキだと思う。
でも「これやってごらんよ」みたいな感じで女の子に進められるゲームって言うのが今は本当に沢山あるのね。
それすら出来なかった時代だって昔はあったわけよ。
たとえば、昔コンパイルに給料貰ってた自分がいうのもなんだけど、「ぷよぷよはキャラも可愛いし女の子ウケする」みたいな概念が昔はあったのね。今思うとそれってやっぱりちょっとズレてんのよ。
ぷよぷよの面白さってあの単純なルールと連鎖の快感なわけで、けっしてアルル・ナジャの可愛さじゃないとおもうわけ。
いや、カーバンクルは最高可愛いですよ?!ぐー!
でもそれってやっぱりヲタク向けっぺれー匂いがするじゃないですか。アルル可愛い!シェゾカッコイイ!みたいなのを言う女の子って、それはただのヲタクじゃないですか。
それがさ、今ではロコロコとか、もじぴったんとか、どうぶつの森とかがあるわけ。
ああいう商品が売れていくっていうのが嬉しくてしょうがないのですよ。ゲームがどんどん映画とか音楽のステージと同じに近づいていく感覚が。
これについての世間の垣根を崩す最大のきっかけって、俺は「たまごっち」だと思ってます。
アレも一種のゲームだけど、女の子のみをきっちりターゲットにしてあれだけ売れたって商品はたぶんたまごっちが最初なんだよね。その辺を皮切りに「あ、ゲームって女の子にもちゃんとアプローチできるよね」みたいな感覚が広まっていったと思うんです。
そういった性別の垣根をとっぱらっているなというのが今感じるお話。
で、世代の話に戻るけれども、次は親の抱く感覚。
「ゲームはダメ!」見たいな言い方をよくされるけど、結局コレって「高いからダメ!買えません!」に置き換えちゃっていいことだとおもうのね。うん。ゲームは高い!
いっくらPSPより安いからってDSLiteの16800円って子供には高い。
だからこそメーカーがターゲットをしぼりやすいのは10代後半から20台後半くらいの「ゲームもするし、仕事もそれなりにしてますよ」層が中心になっちゃう。こればっかりは今も昔もメインユーザー層としては変わらない。
でもその「昔ゲームしてました」層が親になっているこの今、ゲームというものを真剣に考えているメーカーが増えているのは本当に偉いと思う。
たとえばソニーだって「これはオシャレです」みたいな感じでCMうったりするでしょう。REZとかほんとに良かった。PSPなんかもう直球で「これは若者に訴えかけるオシャレな今のアイテムなんです!」って声高らかに宣言してる。これは凄いことだよね。ゲームがオシャレだなんて誰も考えなかった。だからこそ今のソニーの牙城があるわけです。(でも最近崩れ気味。苦笑。俺の思う理由は後で書きます)
任天堂は逆にゲームから離れた人。あるいはゲームなんて触ったことも無い人をターゲットにして今大成功している。
そういった流れの中でどうにも居心地の悪くなる層がこれまたいます。
そう、昔っからのコアゲーマーです。
操作性が云々とか、アルゴリズムが云々とか、そういった話が楽しくてしょうがない連中です。ちなみにKOWAもわりとこっち側に分類されると思います。笑。
たとえるなら、近代化が進んでどんどん綺麗になっていく町を見つめて「緑の美しさはどこへ行った」と叫びたくなる気持ちと似ています。
ゲーマーにわかりやすく言うと、いつまでもイースの音楽の素晴らしさを語る奴とか、MSXはまだまだ伸びると言ってる奴とか、コントラハードコアについて語り続けるメガドライバーとかに似ています。
緑の美しさが知りたいんなら森にでも住めよ。と言われるとちょっと口ごもっちゃう本音な部分もよく似ています。いや、PS3もきっと買うだろうケドさ!みたいな。
そんなユーザーのはけ口が今はXBOX360であったり、PS2で出た「ゴッドオブウォー」とかGBAの「ガンスタースーパーヒーローズ」みたいなゲームだとおもうわけ。
この辺のサジ加減がほんっとうに大事なんだ。
だって、PSPってゲームをやらない世代が一番のターゲットだったはずなのに、コアゲーマー向けのリメイクばかりでしょ?だからそんなに広まらないんだよ。って思うのは俺だけかなあ。
任天堂の面白いところはリメイク物ってほっとんどDSじゃなくてアドバンスで出すのよ。ファミコンミニの成功がまさにそれなんだけど「チャレンジャー」や「くにおくん」「忍者じゃじゃ丸くん」「燃えろ!プロ野球」「スーパーチャイニーズワールド」そして何より「スーパーマリオアドバンス」とか、ほっとんど移植物がアドバンスでしょ。
DSでもできるし、DSは新しいゲームバンバンだすから、コアゲーマーの人はアドバンスも遊べるんだからこの際かっちゃいなよ。みたいな感じが実にうまい!大好きです任天堂。
ビットジェネレーションズもきっとそんな考えなんだろね。
そんなコアゲーマーに向けたうえで、今のユーザーにもきっちりと返答を返す名作も現れますしね。あ、マザー3のことです。
だからこそ、Wiiは売れるよ。(これが言いたかった)
お手軽さ、価格、コアゲーマーへの返答、男女問わないアプローチ。そして、360のような洋ゲーの充実!
無敵のハードだと思っております。売れないわけが無い。
俺の働いてる売り場にたとえるとですね。
俺が入りたての新人だった頃、「売れる商品を作れ!」と、先輩から言われていたのです。
で、売れない商品は在庫がちょっとでも増えてきたら値下げをしろ!と言われたわけです。
なるほど、売れ筋商品をおしつつ、売れない商品はどんどん在庫を減らしていく。いい考えだと思います。
でもこれってもう一段階上に上れるステップがあったんだよね。
今、俺は新人に「どんなソフトも常に売り場に二本だけある状態にしろ」といっています。
特別扱いするのは発売間もないソフトと、全国売れ筋ランキングベスト30のものと、売れ残りまくった商品。笑。
売れ筋を抑える。これは当然のことです。
ただ、たとえば今で言うとファイナルファンタジー12の中古が200本あっても一日にうれるのは10本だとしましょう。
それだったら、常に在庫を30本程度にしたうえで、残りの170本分の労力をすべて別タイトルにする。って方が断然いいと俺は思うんだよね。
ここに気が付いたとき本当に売り場作りが楽しくなった。
だってさ、「ここの店なら、いつきても色んなソフトがある!」って思わせた方が勝ちなのよ。絶対に!!
そう。いっくらクソゲーでも、380円ならバウンサーを買ってもいいかな。ってお客様は絶対にいます!!
その380円が100タイトルあったとしたら、それだけで38000円の売り上げだよね。これを取りこぼさないことが最高に面白いのです。
昔は5本越えたら値段を下げていた商品も今は20本越えない限りは下げない!見たいなケースもあります。(あくまで数字は例えなので深読みしないでね)
まあ中には長年のゲーマー人生が培った直感から発売1日にして買い取り価格を4800円から2000円に下げたおかげで割とダメージが少なかったソフトとかもあります。(某ヴィンセントゲー)
そう。「選ぶこと」ってきっとすっごく楽しいんです。
ファミコンソフトが乱雑に入ったワゴンをガラガラすることとか、DSのソフトどれ買おうかなァとか悩むこととか。メモリーカードどの色にしようかな。とか。
ピンと来ない人は服とか、映画の前売り券とか、コンビニのお菓子に考えを変えてみてください。
それを今リアルタイムで行える売り場を次の高みに上げるのが、今は楽しくてしょうがないのです。
そしてなによりも「ひっぱリンダありますか?」と聞かれ
「あー、今は中古も無いですが、同じトレジャーの名作でしたら是非ともこちらを!!」みたいな進め方の出来る自分の知識にありがとうといいたい。良かったね。俺の人生こうやって役に立ってるんだ。
なんか世代と関係ない話で終わっちゃった。まあいっか!書いてて楽しかったよ。
明日は映画漬けになるから寝るよ。お休み。