2019年 10月 8日(火)

秋も深まり気温が下がってくると蚊の季節も終わりかと思いきや、10月になっても11月になっても、

ときには真冬にも蚊に刺されることがあります。

なぜ気温が下がっても蚊が出てくるのでしょうか。

私たちに身近なのは、ヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカの3種類で、

それぞれ生態が違い越冬の仕方も異なるようです。

ヒトスジシマカは5月中旬から10月下旬に活動し、寒くなると死に絶えて卵のまま越冬します。

アカイエカは冬が迫るとメスが翌年の春まで約6ヶ月間越冬に適した場所で休眠状態に入ります。

越冬に適した場所は山や丘の薄暗い洞窟のような寒さをしのぐことができる場所であり、

物置小屋、押し入れ、クローゼット、下駄箱の中などで休眠することもあるようです。

そして春になると産卵し次の世代へバトンタッチします。

それに対し、チカイエカは冬眠することなく1年を通して活発に活動し、繁殖行動もします。

というのは、その名の通りビルの排水溝、浄化槽、地下水槽などが発生源で、

冬でもさほど気温が下がらない環境をねぐらにしているからです。

多くの蚊は、メスが卵を産むために人や動物の血を吸いますが、チカイエカは最初の1回目だけは血を吸わずに産卵することができるのが特徴で、そのため人や動物がいない場所でも繁殖できます。

しかし、2回目の産卵からは血を吸わないと産卵できないため人や動物を刺しにくるのです。

蚊は気温が15度を下回ると活動が低下しますが、気密性が高く暖房を使っている

マンションやオフィスビルは冬でも15度を下回ることはありません。

チカイエカは季節を問わず人を刺しにくるので、涼しくなっても油断せずに、

電気式液体蚊取り器などで蚊対策に気を付けましょう。