2021年 5月 19日(水)
ドイツイエロータキシードリボンのメス+「もどし交配」について!


今日、お腹の大きかったドイツイエロータキシードリボンのメスが産仔しました。メスは今
回が3回目の産仔でしたが、20匹くらいの稚魚を産んでくれました。
ただ、かけ合わせていたオスが下の写真のサンセットドイツイエロータキシードだったので
かかりが悪く、沢山の卵を産んでしまいました。
ちなみに、下の写真のオスは写真のリボンメスの最初の仔です。
このような「もどし交配」は遺伝子を揃えることが目的ですが、その仕組みは以下のとおり
です。
元親のオスの常染色体上の遺伝子を〇〇、性染色体上の遺伝子をY〇X〇、メスの常染色体
上の遺伝子を●●、性染色体上の遺伝子をX●X●とし、オスとメスをかけ合わせてF1、F2
を採ると以下のようになります。
P ♂〇〇Y〇X〇×♀●●X●X●
F1 ♂〇●Y〇X● × ♀〇●X〇X●
F2 ♂〇〇Y〇X〇 ♀〇〇X〇X●
♂〇〇Y〇X● ♀〇〇X●X●
♂〇●Y〇X〇 ♀〇●X〇X●
♂〇●Y〇X● ♀〇●X●X●
♂●●Y〇X〇 ♀●●X〇X●
♂●●Y〇X● ♀●●X●X●
PのメスにF1のオスを「もどし交配」すると以下のようになります。
F1 ♂〇●Y〇X● × P ♀●●X●X●
BF1♂〇●Y〇X● ♀〇●X●X●
♂●●Y〇X● ♀●●X●X●
このように、F1のオスをPのメスにかけ合わせると「オス、メスともにX染色体上の遺伝子
がすべてPのメス由来のもの」になります。
具体的には、写真のとおりオス、メスともに尾ビレが純白になります。
この仕組みが理解できれば、ボディに特徴のある品種のオスと尾ビレに特徴のある品種のメス
をかけ合わせ「固定する」のは容易です。
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