2006年 1月 1日(日)

明けましておめでとうございます

本当にあっという間に正月を迎えてしまった。
この休みに入って私は意外や早起きだった。
何故か4時半ころになると目が覚めてしまうのだ。
あまりにも静けさに、きょうも雪が積もっているのでは…といらぬ心配をしてしまい起きてしまう。
そしてこの休みの間、毎日TVでは懐かしい「新日本紀行」をやっていた。
きょうは秋田県の開拓村「大潟村」だった。
八郎潟を埋め立てしてできた開拓村の物語だった。
実は毎朝、この番組を見て、ひとり感動して泣いている。
きょうもやはりそんな場面があった。
あと2,3年の余命といわれる人がみんなの協力で稲刈りのトラクターに乗せられるシーンだった。
顔の表情はよくわからなかったが、そばについている奥さんの言葉では「喜んでいる!自分が全部、刈り取る」と言っているとのことだった。
ここまでくるには並大抵な苦労ではなかったと察する。
開拓当時、若者だった人がバンドを組んで唄を唄っていた。
今、その人は私と同じ55才になっていた。
全国いたる所から集まった人たちも昔は自分の出身地を故郷と思って懐かしんでいたけど今では、はっきりこの地が故郷となっている。
私の住んでいる新興団地もそれに似ている。
いろんな所から集まった人達だが今では完全にこの地が本籍だ。
住めば都とはよく言ったものだと思う。

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今,NHKでウイーンフイルハーモニーの演奏が生放送、全世界に衛生中継されている。
ずっとTVに釘づけになって見ていたのだが今はビデオに切り替えて2部はステレオで聞いている。
素晴らしい!
この正月に一番のプレゼントだ。やはりNHK様々だと感謝する。
生放送の指揮者の表情、そして楽団員の演奏をみるのは実に楽しい。
クラシックは静かに聴くものだが私は、こんな生の放送は身体を動かして聴く。
演奏している人も指揮している人も全身を使って演奏している。
それをチンとして聴いているのは無理な話だ。
いっしょに指揮棒を振り、いっしょにトランペットを吹き、バイオリンを弾く。
知っている曲、知らない曲がじょうずに混じり合い、実に飽きを感じさせず聴かせてくれる。
シュトラウスの曲は偶然だが最近寝る前に毎日聴いているので特に親しみを感じてうれしい。
このあとアンコールに「美しき青きドナウ」がレパートされているので楽しみにしている。
この曲は私が初めて買ったクラシクのレコードなのだ。
確か高校の入学発表を見たあと買ったと思う。
またあのレコード盤で聴いてみたいものだ。
きょうのウイーンフイルハーモニーのニューイヤーコンサートは、ここ最近、気が滅入っていた私をなごませてくれた。
ほんとうに音楽って素晴らしい!。