2014年 9月 1日(月) 
飢餓海峡
畑から帰って来た妻が言う。
「あれ、きょうもどこにも出かけんだがけ?」
「そう、オラは世捨て人になった」
「世捨て人が、そんなお腹でとるけ」
我が家の会話は、いつもこの調子だ。
どうも天候がイマイチパッとしない毎日だ。
午後より映画「飢餓海峡」を見る。
3時間あまりもするノーカットの長い映画だったが最後まで、しっかり見た。
三国蓮太郎もいいが、なんと言っても左幸子がよかった。
富山県朝日町の出身でもあり、親近感もある。
戦後間もない頃の青函連絡船の遭難事故を取り入れたサスペンス映画だがカラーではなくモノクロであるのがいい。
時代背景は私がまだ幼い頃のものだが何となく、物がなく、貧乏という言葉が身に付いていたそんな時代にすんなり溶け込んでいく。
左幸子の扮する杉戸八重は下北半島の大湊の宿で働く貧しい家の娘役だった。
富山弁が交じっていないかと心配するが実に見事な東北弁だった。
そんな杉戸八重の姿を見ていてつい、同じ下北半島から働きに来ていた女の子を思い出した。
本州最北端の「大間」から来た子だった。
とっても表情が明るく、いつも笑顔で、いっしょにいるとほんとうに楽しかった。
何か杉戸八重と彼女がダブって見えてしまう。
若き青春時代の一コマが懐かしく思い起こされるのだった。
「あれ、きょうもどこにも出かけんだがけ?」
「そう、オラは世捨て人になった」
「世捨て人が、そんなお腹でとるけ」
我が家の会話は、いつもこの調子だ。
どうも天候がイマイチパッとしない毎日だ。
午後より映画「飢餓海峡」を見る。
3時間あまりもするノーカットの長い映画だったが最後まで、しっかり見た。
三国蓮太郎もいいが、なんと言っても左幸子がよかった。
富山県朝日町の出身でもあり、親近感もある。
戦後間もない頃の青函連絡船の遭難事故を取り入れたサスペンス映画だがカラーではなくモノクロであるのがいい。
時代背景は私がまだ幼い頃のものだが何となく、物がなく、貧乏という言葉が身に付いていたそんな時代にすんなり溶け込んでいく。
左幸子の扮する杉戸八重は下北半島の大湊の宿で働く貧しい家の娘役だった。
富山弁が交じっていないかと心配するが実に見事な東北弁だった。
そんな杉戸八重の姿を見ていてつい、同じ下北半島から働きに来ていた女の子を思い出した。
本州最北端の「大間」から来た子だった。
とっても表情が明るく、いつも笑顔で、いっしょにいるとほんとうに楽しかった。
何か杉戸八重と彼女がダブって見えてしまう。
若き青春時代の一コマが懐かしく思い起こされるのだった。